第2章 パーティと隅っこ 後編
「……謝らなきゃ」
週明け、そう決意して登校したものの。
彼は割とすぐ見つかった。
校舎の中庭にある花壇の縁で、水筒のお茶を飲みながら足元の鳥を眺めている。
どこからどう見ても話しかけやすいタイミングなのに、今のシシィにとってはとてつもなくハードルが高かった。
たぶんやばい子だと思われてるし。
きっと嫌われてる。
でも、お礼もなにも無しは……!
なかなか勇気が出ず、全然用事のない方向に曲がってしまうのを何度か。
そうやってまた一人で渡り廊下の物陰にいた時だった。
「あの」
控えめに呼び止める声がし、振り返ると。
「あ……引きとめてしまってごめん、パーティでお話した一年生のノルバートです。その、あの後、体調とか……大丈夫だった?」