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短編

第2章 虎杖悠仁


【ヨガ】


「今日のトレーニングはヨガ!」

ロロがヨガマットを広げると、虎杖は目を輝かせた。

「おっ、なんか楽しそう!」

5分後。

「いっ…!」

「悠仁?」

「足つった!!」

「早すぎるでしょ」

ロロは思わず吹き出した。

「ヨガってこんなキツイの!?もっと『ふぅ〜』って癒されるやつかと思ってた!」

「それは人によるかな」

ロロは軽々と前屈し、額が膝につく。虎杖も真似をする。

「よっ…!」

ぴたっ。途中で止まった。

「え、なんで!?」

「体硬いね」

「俺、運動神経いいのに!」

「運動神経と柔軟性は別」

「知らなかった…」

ロロは笑いを堪えながら、次のポーズを取る。

「じゃあ次、木のポーズ」

「片足立ち?」

「そう」

虎杖は勢いよく片足を上げた。

「余裕ー」

ぐらっ。

「わっ!」

そのままロロにしがみつく。

「ちょっと、危ない!」

「ご、ごめん!」

2人ともバランスを崩し、そのままマットの上へ転がった。しばらく見つめ合い、先に笑い出したのは虎杖だった。

「あははは!ヨガってこんな激しいんだ!」

「悠仁だけだから!」

ロロもつられて笑う。

「よし、もう一回!」

「まだやるの?」

「負けたまま終われない!」

10分後。

「…もう無理」

虎杖は大の字になって床へ倒れた。

「腹筋も脚もプルプルする…」

「明日は筋肉痛だね」

虎杖は天井を見ながら笑う。

「ロロと一緒なら、こういうのも楽しい」

ロロは少し照れながら、隣に寝転んだ。

「またやる?」

「もちろん!」

虎杖はすぐに起き上がる。

「でもその前に、ストレッチ教えて!」

「今さら?」

「だって次は、転ばずにロロより上手になりたい!」

「それは無理かも」

「えー!」

部屋いっぱいに2人の笑い声が響く。結局その日は、ヨガの上達よりも、笑って過ごした時間の方がずっと多かった。
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