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SW異銀河から落ちてきた言葉の通じない謎の親子を保護しました

第3章 居候の始まりとおかしな日常


腕の中の緑の子は、今度は客間の外、玄関の方を指さして「ぷぅーわっ、ぷぅーわっ。」と声を上げた。
外に出たがっているようだ。

星子は、外を指さすジェスチャーをしながら大男に視線を向けた。
「この子と、ちょっとお散歩に行ってきてもいい?」

大男は言葉の意味を測るように少し沈黙した後、静かにヘルメットを縦に振った。

星子が緑の子を抱っこしたまま玄関へ向かい、鍵を閉めて外へ出ていく。
パタン、と扉が閉まり、完全に家から彼女たちの気配が消え去った。

静まり返った客間で、大男はようやくヘルメットの奥の緊張を解いた。
完全に一人きりになった部屋で、彼は驚くほど静かに、しかし素早い手つきで、残されていた温かい料理を口へと運び始めるのだった。

それからしばらくして、星子が散歩から帰ってきた。
「ただいまー」玄関の鍵を開け、客間の障子をそっと覗き込んだ星子は、思わずパチクリと目を丸くした。

お盆の上の器が、白米も卵焼きも、パンまでもが、跡形もなく綺麗に空っぽになっていたのだ。
男は先程と寸分変わらない姿勢で、壁に背を預けて座っている。

(もしかして……誰かに見られていると、ご飯が食べられない人なのかな?)
詳しい理由は分からない。
けれど、ちゃんと食べてくれたのならそれで一安心だ。

「お腹いっぱいになった? よし、じゃあ次はこれね」
星子は抱いていた緑の子を畳の上へとそっと下ろし、置いてあった買い物袋から買ってきたばかりの服を取り出した。

地元の衣料品店で見つけてきた、メンズ用の大きめのパーカーだ。
星子は自分の服の生地を引っ張ってから、男のボロボロのマントを指さし、次にパーカーを指さして「これを着て」とジェスチャーで伝えた。

そのあまりに異様な姿を隠さなければ、あまりの不審さにいつか誰かに通報されてしまうと思ったからだ。
大男は手渡されたパーカーをじっと見つめ、その意図を理解したように一度頷いた。

そして、あろうことか、重厚なアーマーの上から、そのパーカーを頭から無理やり被った。
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