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SW異銀河から落ちてきた言葉の通じない謎の親子を保護しました

第3章 居候の始まりとおかしな日常


夜中にこんな大男を庭に放置しておくわけにはいかない。
何より、男の腕の中で、大きな真ん丸の黒瞳をうるうると潤ませて自分を見上げてくる緑の生き物を放っておくことなんて、星子にはどうしてもできなかった。

「……はぁ、もうどうにでもなれ!」
星子は腹をくくった。
祖父母が遺したこの家は、幸いにも周囲の家と少し離れている。

重い男の身体をなんとか引きずるようにして、縁側から地続きになっている畳の客間へと運び入れた。
男は泥のように眠り込んでおり、緑の子はその横で、畳のい草の匂いに興味津々で「ん〜?」と首を傾げていた。



翌朝。星子が目を覚まし、恐る恐る客間を覗くと、男はすでに壁に背を預けて座り込んでいた。
手にはしっかりとあの不気味な銃が握られている。

「あ、起きた? お腹、空いてるよね」

星子は緊張をほぐすように努めて明るく言い、台所から作っておいた朝食を運んできた。
お盆の上には、炊き立ての白米と、だしをたっぷり巻き込んだ黄色い卵焼き。

「これ、日本の料理。食べて」
お盆を男の前に置くと、先に反応したのは緑の子だった。
「きゅるるるる!」と短い悲鳴のような喜びの声を上げると、短い手足をバタバタとさせて卵焼きに飛びついた。
小さな三本の指で卵焼きを掴み取ると、なんと噛みちぎりもせず、一口で丸呑みにしてしまったのだ。

「ええっ!? 噛まないの!?」
星子が目を丸くしていると、その子は「ぴゃーぁ!」と満足そうに口の周りを舐め、今度は白米の茶碗に手を伸ばそうとする。

一方のヘルメットの男は、じっと料理を見つめたまま、微動だにしない。
銃はホルスターに収めたものの、お盆の上の料理と星子の顔を、交互に黙って見つめている。
食べる気配は一切なかった。
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