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巨体の人外に助けられて世話される話

第8章 接触


「乗り込んできたらどうしよう。怖くなってきたよ」
「……! ここにいれば大丈夫だ。そいつの意図は掴めないが、騎士団に手出しできないのは本当だろう。それに、お前を奪うことが目的なら、小屋にいるときが好機だったはずだ。でも奴はそうしなかった」

険しい面持ちで推測され、あなたも頷く。
相手が危害を与える様子はないが、それでも自身への執着は感じた。

「あの不思議な強制力って……魔術師なのかな。それとも魔女とか」
「……え? そいつは女なのか」

認めると彼は驚いていたが、あなたにとっては普通に彼女と話すことに慣れてしまっていて、言い忘れていた。

「魔女ならば厄介だ。お前の頭に直接語りかける霊的な動きもしやすいだろう。だが、コントロールしようという素振りは感じられない。お前に変わった挙動があれば、俺が気づかないはずがないからな……」

ルドガーが理性的に推理し始め、あなたは落ち着かなくなってくる。

「私、おかしくなってないよね? 周りの人とかルドガーに変なことしたら、止めてよね」
「分かってる、そんな不安そうな顔をするな。……あぁ、やはり許せん。お前をこんなふうに悩ませて。何が守護者なんだ……!」

彼はあなたを抱きしめ、離さないように力を込めた。
そうすると自然に、鼓動が落ち着いていく。

さっきまで言うべきか迷っていたけれど、今は心の淀みは減ってきた気がした。

「、ミザロが言ったように、一度ここの先生に診てもらおうか」
「ええ! 大丈夫なの? 私、反逆罪で捕まったりしない?」
「しないさ。それにあの先生は、俺も世話になっている方だ。信頼できるし、悪いようにはしないはずだ」

そう述べるルドガーが、ミザロに変わり、直接診察の予約を取ってくれることになった。
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