第7章 食堂にて
ゼイランが去ったあとも、しばらく二人で食堂にいた。
騎士達は戻ってこず、貸し切りみたいな状態だ。
「すごいことになっちゃったね、ルドガー。私、ちゃんと加護もらえるのかな」
「お前ならきっと大丈夫だ。彼があんなふうに言ってくれるのは珍しいことなんだぞ。加護を授けたのだって、これまで数人しかいないはずだ」
「えっそうなの? じゃあ本当に名誉なことなんだね。でも、全部ルドガーのおかげだよ。すごく愛されてるんだもんね」
高さの違う肩を肩で小突くようにすると、ルドガーは若干困惑した顔つきになる。
「愛……? そんなのは分からない。あの方が俺に愛情など持っているのかどうか」
「持ってるでしょう、あなたを愛してる私がそう感じるんだから、絶対だよ!」
太鼓判を押すと、ルドガーは照れくさそうにしていた。
あなたにとって理由はそれだけでなく、ゼイランの言動を見れば明らかだ。
「ねえねえ。どうしてルドガーは彼と契約をしたの? 拾われたときに自動的に? まだ小さかったんだよね」
「そうだ。だが、俺は彼に拾われたんじゃない。違う場所にしばらくいたんだ」
初めて聞く話にあなたは驚く。
ルドガーは重苦しい表情で明かした。