第24章 入団編
しばらくして、ソファで目覚めた。
あなたは体を起こし、ブランケットを巻いてベッドに向かおうとする。
寝ぼけ眼で、テーブルのメモを見つけた。
ゲインからのメッセージに気づき、そっと微笑む。
寝室のベッドに向かうと、布団にくるまった褐色肌の大柄な男を発見した。
横向きに眠っているようだ。
「ルドガー、大丈夫……?」
うっすらまだ赤い顔を心配し、短い前髪をそっと撫でた。
すると彼は、深い金色の瞳を開けた。
「……?」
「そうだよ。眠い? 気分は平気?」
あなたは起き上がり、ぼうっとしている彼にお水を持ってこようとした。
しかし手首をきゅっと握られて、動けない。
「ここにいろ……」
「わ、わかったよ」
布団の中に自分ももぐり、ルドガーの胸の前に寄り添う。
じっと見つめていると、彼の目があなたを捕らえた。
「悪い……飲みすぎた。情けないな……」
「そんなことないよ。私のために飲んでくれたの? ごめんね……ありがとう、ルドガー」
ぎゅっと身を寄せようとする。
すると長い腕を伸ばされ、内側にしまわれた。
「お前を助けたかった。……俺は大丈夫だ。あのぐらい、なんでもない……」
「…ええっ。でもかなり、強いやつだったんでしょう?」
問うと、ルドガーは考えたあと、こくりと頷いた。
なんでもわざわざ街の酒場に行き、特別な酒を入手してくれたのだという。
あなたは彼の労力と優しさに、感謝でいっぱいになる。
もちろんこんなことになり、申し訳なさも押し寄せていたが。
ルドガーはそんなことより、術の結果を気にしていた。