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巨体の人外に助けられて世話される話

第3章 庭園にて


それから一週間後。
報告にはまだ日がかかるようで、少しだけヤキモキしていたが、ルドガーとの日々は穏やかに進み、あなたは幸せを感じていた。

彼が仕事でいないときは、小屋の外に警護が二人ついていた。見た目は屈強な男だが、耳が尖っていたから魔族のようだ。

きっと軍人の権限を使って用意してくれたのだと思い、ありがたかった。

「よし。今日は出かけるぞ」
「⋯⋯えぇっ!? どこに?」

ある日の夕食後、ルドガーが初めてそんなことを言い出した。
出かける? 森が危険なのに?

あなたは落ち着かなくなるが、シャツとネクタイ、淡色のトラウザーという小綺麗な服に着替え始めた彼を見て、自分も慌てて可愛らしいワンピースと靴をはく。

メイク道具がないのが残念だけど、どうせ夜で見えないだろうと思った。
あ、でも彼は夜目が異様に利くんだっけ。
そんな取り留めもないことを、ひとり考えていた。

ルドガーと小屋の外で待っていると、突然紫の光の粒が現れる。
その中に超然と佇んでいたのは長い銀髪の麗しい男性で、あのゲアト医師だ。

粘流体種で普段どろっとした液体生物だが、今日はあらかじめ人の姿になってくれていた。

「先生! どうしたんですか?」
「久しぶりだね、さん。元気そうで安心したよ。顔色もだいぶ良くなった。私は今日君達を迎えに来たんだ。さあおいで」

手招きをされ、二人とも魔法で転移させられる。
隊長のセヴァさんのときみたいに、家に招かれるのだろうか?

だからルドガーもよそ行きの服なのかな。
あなたは非日常感にわくわくしながらついていった。
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