第3章 庭園にて
ルドガーが主人に報告すると決めてから、あなたは緊張して過ごしていた。
だが彼はその前にすべきことがあったようだ。
「あ、おかえり〜。ご飯出来てるよ。ルドガーの好きなシチューだよ」
「ただいま、。すごく美味そうだ」
家事をこなし、少しでも役立とうと夕食を用意するあなたに、ルドガーが嬉しそうに笑む。
森のパトロールを終えた彼は着替えたあと、一緒に食卓を囲んだ。
食べ終わると隣の席にわざわざ移動してきて、まっすぐ瞳を見つめてくる。
「、お前に聞きたいことがある。率直に答えてくれ」
「うん。なに?」
「古代種の大蛇の牙と、花、宝石。どれが一番欲しい?」
「⋯⋯⋯⋯えっ?」
一瞬なんの話か分からなかったが、彼の眼差しは真剣だ。じりじりと答えを望んでいる。
だからあなたも考えたあと、こう言った。
「その中だったら花がいいかなぁ。お花綺麗だし」
もしかして贈り物か何かだと思い、入手しやすそうなものを選んだ。
彼は固く了承し、やる気に満ちた表情に変わる。
牙を選んだらどうなったんだろうという関心は少なからずあったが、彼は獣的な思考をしているので、あまり深く考えないようにした。