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巨体の人外に助けられて世話される話

第23章 真相編


「誕生日……そうか。こんなに食事が豪華な日か」
「はははっ。そうとも言う。だがそれだけじゃない。お前が一年間成長したことを祝う日だ」

そう具体的に告げられて、ルドガーはようやく黒い瞳を輝かせ、喜びを浮かべた。

腹が減っていた二人は、すごい勢いで机の上のものを食いつくす。

食後にはゼイランがワインを楽しみ、ルドガーはぶどうジュースを飲んでいる。

「ルドガー。お前は三歳になったら、俺が指揮する軍に入るんだ。そこで軍人として俺に仕え、たくさんの戦闘をこなすことになる。いいな」
「ああ、分かった。俺は軍人になって、ゼイラン様の役に立つ」

言葉を繰り返すだけでなく、まだ若き少年は、瞳に確かな光を宿して答えた。

訓練でも知った主人の圧倒的な強さと、自分を導く力。
戦闘だけでなく、男として、人としてどう振るまうのか、主は手本を見せてくれた。

それに、出会いからすでにルドガーは、ゼイランに一生ついていくと決めていた。

彼は自分を救い、ここまで導いてくれた眩い明かりのような存在だからだ。

「ふっ、いい答えだ。お前はきっと強く逞しい、一番の闘獣になるだろう」
「ああ!」
「……ではそんなお前に、特別な証をやろう」

ゼイランは椅子を引き、獣を自身の隣に座らせた。
二人は向かい合い、近い距離で面を合わせる。

銀髪の主人の顔つきは真剣で、異様な雰囲気を放っている。

「今からお前と主従の契約を行う。これを結べば、お前は正式に俺の使役獣となる。俺が主人で、お前は俺のペットになるんだ」

ルドガーが首をひねる。

「ペット? もう少し良い言い方はないのか?」
「どうしてだよ。愛情深い呼び名だろう」

偉そうに言われて、まだ内面は幼いルドガーは、まあいいかと納得した。

愛情というのはなんだろうと思ったが、自分は主人に対して忠実な獣だというのは知らせたい。
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