• テキストサイズ

巨体の人外に助けられて世話される話

第22章 新たな一歩編


色々話をしたあと、あなたは彼にお礼を言って立ち上がる。

また次の診察で――そう言って医務室の外に出ようとしたとき。
奥の検査室から助手が出てきて、医師にあるものを手渡す。

それを見たあなたは「あっ」となった。

「さん、これは君の忘れ物かい?」
「そうです! すみません、ありがとうございます~」

フォロが白いハンカチを渡そうとしたとき、彼は上質な布の模様を見て、一瞬動きを止めた。

「それは……どこで……」
「これ、大事な人にもらったものなんです。忘れちゃうなんて、危ない危ない」

うっかりミスを救ってもらい、あなたは反省しながら笑みを向けた。
だが医術師は瞳を揺らし、あなたを見つめていた。

「あの…?」
「ああ、いや。なんでもないんだ。気をつけてね」
「はい! ではまた、フォロ先生!」

あなたは明るく手を振り、部屋をあとにした。
/ 403ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp