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巨体の人外に助けられて世話される話

第22章 新たな一歩編


魔術師団への入団が決まったあなたは、まず身体測定を受けることになった。

お世話になっている騎士団の医術師フォロロットゥールが、健康診断と合わせて行ってくれるそうだ。

「さん。これが君の身体記録と健康状態のデータだよ。今回もすべて良い結果で、何も問題は見られなかったからね」
「ありがとうございます、フォロ先生!」

ほっとして笑顔で受け取ると、白衣を着た彼も書斎机の前に腰を下ろし、微笑んでくれた。

元軍医の彼は、整った白髪にがっちりとした体格を持つ、信頼のおける医術師だ。

体が動かなくなったときからずっと自分を診てくれて、今も魔界での主治医を務めてくれている。

魔術師団に合格したこともフォロ医師は喜んでくれた。彼から身体に問題ないと告げられたことは、あなたにとっても大きな自信となった。

「それであのう、恒例の魔力のことなんですが……最近はどうでしょう」
「そうだったね。うーん、今回の測定では……」

二人の間でお決まりの緊張の瞬間が始まり、彼はにっこりと「上限まで来てるね」と教えてくれた。

「本当ですかっ? やったーっ」
「はは、私も驚いているよ。これだけあれば魔術師として十分な力が発揮できるし、鍛錬を積めば将来的にも上限が上がっていく可能性はあるんだ」

彼は医療魔法の専門家として話をしてくれた。

ルドガーとの関わりは謎だったが、体は人間のまま普通だし、あなた自身の魔術の鍛錬による力も大きいだろうと思われた。

「ふふ、楽しみです。…でも魔術師団って、どんなところなんですかね。まだ何も教えてもらってないんですよ」

あなたが首をひねると、彼は苦笑する。

騎士団内の魔術師塔は、短期的に滞在する場所で、普段はここに魔術師が寄りつくことはないのだそうだ。

「騎士と魔術師は仕事でペアになることはあるが、特別に仲がいいわけじゃないからね」
「ええっ。やっぱりそうなんですか。私、ここにいていいのかな」

思わず呟くと、フォロ医師も、魔術師長のミザロがいいと言うならいいのだろうと結論づけていた。
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