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巨体の人外に助けられて世話される話

第21章 彼シャツ


今日は休日で、朝はゆっくりと目覚めた。

ルドガーはあの試験任務のあと、数日ですぐにまた討伐任務へ向かい、あなたの中で彼を労わりたい気持ちが募っていた。

今も彼は大きなベッドにうつぶせになり、ぐっすり眠っている。

あなたは最近騎士団から特別報奨金が出たため、はじめて自分の口座にお金を手にした。

それを使って、今度彼に贈り物でもしたいと思っている。

「ふふっ。何がいいかなぁ。びっくりさせたいよねえ」

まだ方法は決めてないが、別室にあるクローゼットから、彼の衣服を物色している。

その中で、あなたがアイロンがけをした綺麗な淡色のシャツが出てきた。

全身鏡の前で、あなたはそれを自分に羽織ってみる。

「おっきいなぁ。コートみたい」

笑いながら、そのままベッドに戻っていった。

小さな体で乗り上げても、彼は気づかずにまだ寝ている。
あなたは彼の褐色の太い腕を持ち上げて、寝返りを打たせようとした。

「んん~っ」

訓練もしてきたし、腕力もついたはずだ。
その甲斐あってか、彼はごろんと大きく寝返りを打ってくれた。

シーツは下半身を隠したままだが、広い胸板が現れ、引き締まった体に惚れ惚れする。

「まだ起きないの~ルドガ~」

片腕だけを上げて目元をぴくぴくさせる彼が気になり、胸を揺さぶってみた。

それでも起きないため、うねった短い黒髪に生えた黒い角をいじる。

するとゆっくり、金色の片目がこちらを見た。

「やりたい放題だな、……」
「起きたぁ!」
「もう起きている。……俺を起こしてどうしたいんだ?」

朝からセクシーにかすれた声で問われ、ドキっとした。
どうしたいと言われても。
起こして、この姿を見て欲しかっただけである。

恥じらうあなたに、彼の両目は大きく見開かれた。

「お前っ……それは俺のシャツ……な、なにをして……」
「へへ。似合ってる? 格好いいでしょう」

肘を曲げて見せびらかし、くるっと反転しようとしたところで長い腕に引き寄せられた。
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