第21章 彼シャツ
「わあっ」
「すごく可愛いぞ……ああ、中は何も着てないじゃないか。俺を誘ってるのか…?」
上体を起こしたルドガーが、瞳を細めて見つめてくる。
あなたは赤く染まり、ふるふると首を振った。
「違うもん、あなたが勝手に興奮してるだけだもん」
「…そうか。だが、そうさせたのはお前だ」
ルドガーの息遣いが聞こえてくる。
確かに朝からこんな登場の仕方は彼のことを考えていなかったかも。
あなたは男性については彼しか知らないが、正直、朝になると彼の下半身が結構主張していることが多かった。
「えっとお……あの、落ち着いて。ルドガー」
「無理だ。それを望むなら、お前からキスをしてくれ」
そんなこと、あまり言われたことないと思い、あなたは素直に唇を近づけた。
「ん、んむ」
ちゅうちゅうやってみるけれど、ルドガーは意地悪なのか、自分から舌を絡ませてくれない。
「もう、あなたもしてよ」
「…くく、悪い、お前の顔が可愛くてな」
彼の純粋な感想が聞こえて、自分だってもっとできるんだと思い、一生懸命してあげた。
ちらっと下を見ると、シーツからでも分かるぐらい、彼の存在を感じる。
「ねえねえ。あなたがよかったらだけど……してみよっかな?」
「ん? 何をだ…?」
あなたはどう言っていいか分からず、彼の前でぺろっと舌で舐める仕草をした。
それがどれほどルドガーの劣情を、一瞬で引き出すとも知らずに。
「そうか……わかったぞ。俺の大きなペニスを舐めたいんだな?」
「はっきり言わないでよっ」
「ふふふ……」
自分から言い出したくせに恥ずかしさに飲まれていると、彼は男らしくシーツをはぎ取った。