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巨体の人外に助けられて世話される話

第20章 任務編


「ではまずさん。あなたに調査結果を報告してもらいましょうか」
「は、はい! 結論から言いますと、この遺跡は古代の力を持った誰かが、大切にしていた獣たちのために地下に霊廟を作った、という構造だと思われます。途中魔物が多く出ましたが、彼らがここを守っているのか自然発生したものなのかは、ちょっと分かりません」
「正直でよろしいですね。ルドガー、討伐した魔物の報告を。他に怪しいものについても」

ミザロが尋ねるとルドガーは遭遇した魔物の特徴やおよその数を報告した。

あの黒いコウモリについてもだ。
だが試験官であるミザロは、それについては知らないようだった。

「なるほど。そんな不思議な霊体がいたのですね。私も前もってここを軽く調べていましたが、現れませんでしたね」

驚くべきことに、ここは試験会場ではあったが、魔術師長のミザロは遺跡の構造について、本当に四人に調査を任せていたのだという。

「でもあのー、ミザロ師長。あの偽の呪符はあなたがやったんですよね?」
「そうですよセロさん、親切な目印だったでしょう。突破口を最初に開いたのはナザルさん、あなたでしたね」
「まあ待つのは性に合わないからな」

ミザロの視線はこの二人組に向かった。

「ではあなた方から聞きましょうか。今回の任務で気づいた、良かったこととは?」
「な、なんすかそのざっくりした質問。なんでもいいんですか」
「ええどうぞ。ただし一つだけです」

これが本当の試験なんじゃないかというぐらい、深遠のような青い瞳に見つめられ、セロは疑わしい目で考える。
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