• テキストサイズ

巨体の人外に助けられて世話される話

第20章 任務編


そして、四人が霊廟の奥へと進むと、白い石扉があった。
もしかして出口かと思ったが、別の広い空間に出る。

「おいおい……この部屋のでかさ……まさか最後の大ボスが出るとか言うんじゃねえぞ」
「つうか祟りのほうじゃねえか? 俺らやっちまったからな」

ナザルが赤髪をかいて反省をする。

あなたは大きな緊張が走り、魔物に襲い掛かられることを考えた。最後の最後まで気を抜けないと構えを取る。

ルドガーも皆もそうしている。

ここまで一緒に来れたのだ。このメンバーならば、きっとまた乗り越えられる――。

「行きましょう、皆さん!」
「おう!!」

最大級の警戒をしていると、部屋の中央に黒いオーラが充満し始めた。
ナザルの黒煙とはまた違う、どす黒い雷雲のようなものが渦を巻きながら、ゆっくりと上昇していく。

あなた達が固唾を飲んで見守る中、その黒い渦の奥から、ローブ姿の男が現れた。

背はまあまあ高く、フードから覗くのは青白い端正な顔立ちで、目の下にはうっすら隈が浮かんでいる。

それは黒魔術師ミザロだった。

「師匠!!」
「お疲れさまです、さん。そして皆さんも」

ミザロが突然現れ、胸を撫で下ろしたあなたを筆頭に、皆気が抜けていた。
この瞬間、任務の終わりを察知したからである。

ミザロの前に、四人は並んだ。
手応えは確かにある中、結果発表を心待ちにしている。

「一泊二日の任務試験、じっくりと見させていただきましたよ。あなた方のチームワーク、思ったより良かったです。要注意の二人組がいたので、もっと仲間割れするかと思いましたが、見直しました。全員、私の想像よりも冷静な頭があるようですね」

ところどころチクリとしてくるが、全体的に褒められたのは嬉しかった。
/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp