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巨体の人外に助けられて世話される話

第20章 任務編


白い人工的なタイルを進んでいくと、自然の草花が生い茂った空間に出た。

だだっぴろく、色付きの巨大なガラス窓もある。だが当然外には通じておらず裏は土壁だ。

一番恐ろしかったのは、そこに小型の狼のような魔物たちがいたことだった。

あなたは初めて、瞳が赤く瘴気に満ち、不気味な唸り声を上げる獣を見る。

「きゃーッ! 本物だよ、どうしようっ、やばい、こっちに来る!」
「、攻撃魔法を使え! 一番後ろにいろ!」
「わ、わかった!」

すでに戦い始めているルドガーに叫ばれ、あなたは短い息を整えて言う通りにした。

ルドガーとナザルは敵を引き寄せて戦闘を繰り広げている。
だが魔物は小さいとは言え数が大量だ。

習得していた元素魔法を使い、あなたは炎を出して威嚇し、必死にこっちに来ないようにした。

セロはもっとすごい。風魔法を操り、ちょうど二人がいる場所に魔物たちを旋風に巻き込んで集めたのだ。

「わあ、どうやってやるんですかそれ!」
「お前も10年修行すりゃできるようになるぜ!」

あなたはセロのことを尊敬の眼差しで見やる。彼は正真正銘の戦える魔術師なのだ。

だが会話してる間に風向きのコントロールがぶれたのか、何匹かこちらに戻ってきてしまった。

「きゃーっっっ」
「げっやべ! ナザルぅ! 助けてくれえ!」

すぐに獣を頼るもナザルは戦闘に夢中で聞こえていない。
しかし攻撃魔法を二人で必死に至近距離から繰り出しているとナザルは気づいてくれた。

もっと獣を引き付けているルドガーと「ここ任せた!」「ああ、たちを見てくれ!」と言葉を交わす。

だがそんなルドガーに、奥からボス的な巨大な狼の獣が現れた。
あなたは戦慄したが、ナザルがまだ湧き出る魔物を倒していく。

セロも果敢に戦っている。防護バリアは自分とあなたに張りながら、攻撃を繰り出す。

そんなとき、あなたに目をつけた狼の魔物がぐるる、とよだれを出しながら襲い掛かってきた。

――魔法が間に合わない。

あなたはとっさに短剣を取り出し、ルドガーの動きを思い出した。
狼は横に飛び跳ねながら、あなたの剣さばきを避ける。
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