第20章 任務編
いよいよ任務当日。四人は魔術師団の職員により、転移魔法でその場所へ送られた。
内容は数日前に教えられた、魔界の山奥の遺跡調査だ。
朝早くに出発し、残された一行は、互いをじろじろ見つめ合っていた。
「セロさん、そんな大荷物で行くんですか?」
「おうよ。俺いつもの枕じゃねえと寝れないからさ。お前こそなんだよその分厚い本。修学旅行じゃねーんだぞ」
「モンスター図鑑ですよ、まだ全部頭に入ってなくて」
あなたは昨日も緊張からすぐに寝付けず、ギリギリまで準備していた。
皆動きやすい服装にリュックを背負う中、ルドガーがあなたの荷物を確認する。
「、魔物図鑑は置いていけ。俺が覚えている。それから荷物も少し減らそう。長くても明日の夜には帰れるだろう」
「あっ、そっか。じゃあこれも⋯⋯」
あなたが化粧品ボトルを取り出すと、ルドガーは頷いた。
「ああ。野営では必要最低限でいい」
ルドガーは全員の荷物から不要なものを集め、袋にいれて土に埋めた。
さすが野営任務にも慣れている軍人である。
「んじゃもう行こーぜ。、今日はあんたに俺の格好いいとこ見せてやるからな」
「はい、よろしくお願いしますねナザルさん」
「つうか俺らに任せときゃ楽勝だよ! こう見えて師匠に遺跡に100回ぐらい閉じ込められてるからさぁ俺」
「えぇ!?」
なんの緊張感もないセロが異常なことを言っていたが、あなたは先頭の二人についていく。
ルドガーも隣をしっかりと守り、周囲を警戒しながら進んだ。