第18章 選んだ道
「なのでセロさん、ナザルさん、さん。あなた方三人は、これから新たな任務に出向いてもらいます」
そう命令が下されたとき、あなたが驚愕すると同時に、机が大きく拳で叩かれた。
「ふざけるな!! お前、俺の話を聞いていたか!? は危険な任務には参加しないッ!」
憤怒で獣化しそうなほどのルドガーに、あなたは立ち上がって腕を握る。
「落ちついてルドガーっ、血管切れちゃうよ!」
「もう切れている! こいつらはダメだ、嘘つきの詐欺師だ!! 信じるな! どうせお前を散々利用して捨てるんだッ!」
彼の激情をどうにか止めようとしていると、ミザロは立ち上がった。
珍しく能動的な男の挙動に、皆はいったん引く。
キリングでさえも、一瞬身構えた。
「はあ。勤務態度が少しはよくなったとはいえ、やっぱり獣ですね。⋯⋯ルドガー、最も大事なのは、さんの意思では?」
ルドガーはあなたのことを出されると、弱い。もう感情がぐちゃぐちゃな様子で振り向いた。
「ええと、師匠⋯⋯それ、どんな任務なんですか?」
「任務内容は後から伝えます。ちなみにこの任務に三人が合格すれば、本当にルラ・パルセ魔術師団に加入が認められますよ」
「えっまだしてなかったのかよ!」とセロが叫ぶも、あなたの意思はさらにメラメラと燃えていった。
条件を突きつけられ、自分の前に初めて、越えなければならない高い壁を感じたのだ。
「私やります。絶対に任務を成功させて、魔術師になるんです」
「⋯⋯っ」
「ルドガー、止めないで。私はこの世界で、これからもあなたと一緒に生きていきたいの。守られるだけじゃなくて、私も万が一のときに、あなたを守れるようになりたい。⋯⋯本気だよ。だって、あなたのことを誰よりも愛してるから。私達の生活を、守っていきたいから!」
それはずっと心にあった強い気持ちだ。