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巨体の人外に助けられて世話される話

第11章 尋問編


「何を言ってるんですか……あなた、いつもなら率先して拷問してますよね? さんをはめようとしてる、憎き魔術師ですよ? それでもいいんですか」

魔術師長ミザロは怪訝に眉をひそめた。
隊長ジュリスも何事かと、大いに驚愕している。

「ルドガー……いいの? 私、ちゃんとこの人の心、開かせるよ…!」
「ああ。お前なら出来る。俺もそばで見張っててやる。二人で頑張るぞ。……だからお前達も、少し時間をくれ」

獣の彼に真面目に頼み事をされるのは、同僚の二人は初めてだった。

「そうか……君がそこまで言うなら、任せてみようか。なんというか、俺は今、感動的なものを見た気がする。ルドガー、君の内側には殺戮だけじゃなく、心の機微もあるんだな。驚いたよ」

すごい言われようだが、ジュリスの吐露にあなたも同意した。
ルドガーは心が通じ合うと、深いところで理解し合ってくれる優しい人だからだ。

ミザロはすぐに答えず、あなた達をあの観察するような淀んだ瞳で見やった。
そして捕らえた魔術師本人に視線を向けた。

人間の彼もまた、事態の変化にびっくりしたようで、きょろきょろしている。

「……えっ? マジで? ……おいあんた、、だっけ? いいとこあんじゃねえかよ。ボロカス言って悪かった。はは……助かったぜ」

彼は焦りを浮かべながらも、急に神妙な顔つきになり、ごくりと喉を鳴らしている。
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