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巨体の人外に助けられて世話される話

第10章 事件編


「よし、皆揃ったな。今から作戦内容を確認する。ターシャ、お前は普段通りの休日歩きを遂行しろ。魔術師長ミザロによれば、術にかかりやすく場にとけこみやすいお前のことを、敵は必ず再び狙ってくるという。心してかかれよ」
「はっ了解です! 今度こそ皆さんのお役に立ってみせます!」

ジュリスが団内の控室で命じ、部下の返事も頼もしい。

隊長の美麗な瞳が自分にさっと向けられたとき、あなたは騎士のように背筋と指先をぴんと伸ばした。

「、そしてルドガー。君達の顔は割れてないようだから、今日は仲睦まじいカップルとしていつも通りのデートをしてくれ。つかず離れずの距離で。耳は隠すようにね」
「はい隊長っ!」
「わかった。だがお前は何をするんだジュリス」
「俺も皆と同様、私服で周囲に目を光らせるよ。武器は携帯するから、何か起きたら俺達で対応しよう」

二人は男同士目線をがっちりと交わす。
最後は黒ローブをまとい、後ろで気配薄く佇むミザロに注目が集まった。

「もういいですか。こういう騎士特有の暑苦しい空気苦手なんですよね。私は望遠魔法で皆さんの様子を遠くから伺っていますから。――さん、騎士団から支給された通話魔石、持ってますね?」
「はい! これで連絡係もばっちりです。魔力生まれてよかったぁ」

最近この細長い通話装置を使えるようになり、魔力が十分増えたことに本当に感謝していた。

作戦隊長ジュリスは団長にすでに話を通し、任務の許可も得ている。

あとは皆で協力をして、騎士を操った魔術師らを捕まえるだけだ。

こうして気合の入ったメンバーは、ミザロの転移魔法により街へと旅立った。
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