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201号室と202号室

第2章 誕生日



なつはたばこの煙を吐き出しながら、慣れた手つきでパスコードを打ち込みロック画面を解除する。

彼のSNSを巡回するために。


「……っふ、…なにこれ…なにしてるの…」


ストーリーに表示された写真を見て、なつは小さく吐息を漏らして独りごちた。
画面の中の彼が独特なポーズでふざけた変顔をしている。

相変わらずギャップが激しいな、なんて思いながらストーリー画面をスクリーンショットして保存する。


短くなってきたたばこを灰皿に押し付けた時、静寂だった空間に物音が響いた。


__ベランダのサッシが開く音。

パーテーション越しに動く人の影。


「………っ」


なつは咄嗟にパーテーションの方を横目で見る。
姿は見えない。
だが隣室のベランダに誰かがいる。

薄いパーテーションを挟んだ向こうに誰かが立っている。

そして___
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