第13章 13
修理を始めてから数日経った。
その間もジャンク品を直してはフリマサイトで売り、新しいジャンク品を買っては修理することを繰り返した。
あの子達を使う感覚がどんどん戻ってきて、今では手にフィットするようになった。
最近個人で仕事を受けられるシステムのあるサイトに登録した。
私は『ご自宅まで伺います。小型家電から大型家電まで対応。直せなければ依頼料はいただきません。』と紹介文を書き、その下に修理できるものを並べた。
今日は初めての依頼が来たのだ。
米花町の一軒家。60代の女性からだった。
電子レンジの調子が悪いから見て欲しいとのことだった。
電子レンジなら得意分野だ。どんとこい!
私は大切なあの子達を鞄にしまう。
隣の写真に目をやった。
「いってきます!」
私は期待を胸に少し大きな声で言ってから家を出た。
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「ありがとうね。本当に助かったわ!」
「いえいえ、無事に直せてよかったです。ありがとうございました。」
私は工具たちを丁寧に鞄にしまうと、依頼者の家をあとにした。
ありがとうって言ってもらえるの、やっぱり嬉しいものだな。
「……今日はご褒美にポアロに行っちゃおうかな!」
私は弾む足取りでポアロへ向かった。