第13章 13
私が作っていたのは、あの日安室さんが作っていたオムレツ。
見た目は焦げてるけど、似てる。
「いただきます!」
お箸でパクりとオムレツを食べた。
「美味しい…。でも、あの日食べた安室さんのオムレツとはなんか違うんだよなー…。」
今度コツを聞いてみようかな。
その後も朝ごはんを食べながらテレビのニュースを見る。
殺人や結婚、不倫など様々なニュースが流れているのをぼんやりと見ていると、
‘‘米花町で不審物発見。爆発物だと思われる。‘‘とニュースが流れてきた。
その言葉に一瞬震えそうになる。でも…、
「……大丈夫……。大丈夫……。」
私は胸に手を当て、ゆっくり深呼吸を繰り返した。
少しすると落ち着いてきた。
思わず棚の上の写真を手に取る。
「……前より大丈夫になったよ…。」
2人の笑顔を見つめる。
『やるじゃねーの。』
そんな風に言ってくれている気がした。
「ふふ。」
笑えた。
爆弾の話題が流れている時に……。
私はまた棚に写真を置いてからテレビの方に目線を戻した。
いつの間にか先ほどのニュースは終わり、バラエティー番組が流れて芸能人の笑い声が部屋に響いた。
ーーーーーーーー
その後、朝食をゆっくり食べた。
「ふぅー。ご馳走様でした。さてと…。」
朝食の片付けをした後、私は部屋の隅に置いてある3つのうちの1つを持って机まで戻ってきた。