第12章 12
その後もじんぺーくんの笑い話や佐藤さんの彼氏さんのお話をして、お互いカップの中の飲み物がなくなった。
「あー、楽しかった!こんなに松田くんや渉の話を久々にしたわ。ごめんなさいね、わたしばっかり喋っていて。」
佐藤さんはすこし苦笑いをしていた。
「いえいえ!私もとーっても楽しかったです!まさか今日、じんぺーくんの話も聞けるなんて…、本当に嬉しかった…。ありがとうございました!」
………私も本当に楽しかった。
あっという間の時間だったな。
「さっきも言ったけど、今日本当に柚希ちゃんに会えてよかったわ。その子もやっとご主人様の元に行けてよかったわ。」
佐藤さんが私の隣のプレゼントに目を向ける。
「私も…。会えてよかったです。大切にして私の元まで届けてくださって本当にありがとうございました。」
私もプレゼントに目線を向け一撫でした。
「ええ。………さて、と。そろそろ戻らないと怒られちゃうわ。」
「あっ、そうですよね…。長居させてしまってごめんなさい。」
「あなたが謝る必要はないのよ。私がゆっくりコーヒーを飲みすぎただけだから。」
ウインクすると席から立ち上がった。
「でっ、でも…。」
「もう、また松田くんに言われちゃうわよ。「まーた自分のせいだって思ってんのか。全部自分のせいにするのはやめろ。」ってね。」
佐藤さんはまたじんぺーくんの真似をして言った後に会計をしにレジまで歩いて行った。