第12章 12
私はぬいぐるみとカードを袋の中に戻し、コナンくんとは反対のソファーの上に置いた。
「あなたは笑っている方が似合うわね。きっと松田くんも喜んでいると思うわ。」
「笑えるのはみなさんのおかげですよ。」
「松田くんね、あんなにぶっきらぼうなのに、あなたのことは結構話してたのよ。」
「えっ…、どんなことですか?」
幼馴染だ。昔の恥ずかしい出来事や話だって知っている。
………変な話してないといいんだけど……。
「そうね、たとえば…、」
佐藤さんは目を細めて懐かしそうに話し始めた。
「「小さい頃は俺の後ろをチョロチョロと付いて回ってたのに、いつの間にか俺と同じように爆処に入って肩を並べるようになっちまった。」ってね。」
私は思わず頬に熱をもった。
………そんなことまで話してたんだ…。
爆処に入った時は「おお、やっぱりきたな。」って笑ってくれた。じんぺーくんに追いつきたくて、必死に頑張った。
………肩を並べる、か。じんぺーくんから技術を盗むの大変だったんだよ…。
「「俺の真似をして機械いじりを始めた柚希とは気があって一緒に分解するのは楽しかった。‘‘最初はそんなことしていいの?‘‘って感じで機械いじりを始めるくせに、やり出すと目をキラッキラと輝かせて、可愛いやつだった。」って笑ってたな。」
………じんぺーくん…。私だって一緒に分解するの楽しかったもん…。
分解したらダメなものまで一緒に分解しちゃって一緒に怒られたっけ。