第11章 11
「もう、想像しただけでめちゃくちゃ素敵って思ったんだけど、やっぱりポアロは安室さんの美味しいミルクティーを飲みながら、安室さんと梓ちゃんとたくさん話をして、癒されに来る場所だなって思ってるの。」
私は申し訳なさそうに眉を下げた。
「そっかー!残念だけどそういうことなら!また気が変わったら教えてね!」
梓ちゃんはあっけらかんとした様子で言った。
「では僕も、美味しいミルクティーを淹れていつでもお待ちしていますね。」
安室さんは優しく微笑んだ。
やっぱりここは私にとって居心地がいい場所だ。
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だいぶ長居をしてしまった。
そろそろランチが始まる時間だ。
店内には徐々にお客さんが増えてきて、後ろのテーブル席は満席になっていた。
カウンターも後2席しか空いていない。
………今日は朝からたくさん食べたし、2人とも忙しそう。
そろそろ帰ろうかな。
私は最後一口のチョコレートミルクティーをごくりと飲んだ。
冷たくなったチョコレートミルクティーの底にはチョコレートが溜まっていて、最後の一口は濃厚な甘さが一気に広がった。
その甘さとは裏腹に、名残惜しさを感じた。
私は水を一口飲むと、カウンターの中で注文の品を黙々と作っていた安室さんに声をかけた。