第11章 11
朝、目覚ましの音で目が覚めた。
昨日の湯船とマッサージのおかげか、疲れは残ってはいなさそうだ。
朝ごはんは食べずにポアロでモーニングを食べる予定だ。
三が日が終わり、テレビを付けてもお正月ムードも少し落ち着いた。
私はいつもよりすこし丁寧にお化粧をして、髪の毛をコテで巻いた。
さて、服は何を着ていこうかな…。
なんか久しぶりに行くし…、
…迷った末に、ニットのワンピースを着て行くことに決めた。
「…うん。変なところはないよね。」
私は鏡で確認してから荷物とお年賀を持ってマンションを出た。
そしてゆっくりとポアロに向かって歩き出した。
今日は晴れていて風もない。
とても穏やかな気候だ。
ショッピングウインドーにふと目をやると、いつの間にか足早になっている自分が映っていた。
はやる気持ちが足に出ているようだ。
私は思わず頬を緩めた。
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ポアロの前に着いた。
この前はクリスマスのリースが飾られていた場所にはお正月の飾りがつけられていた。
ポアロにもお正月が来たんだなと、なんだか嬉しくなった。
まだ朝の8時過ぎ。
………すこし早く来過ぎたかな…。人が多かったら迷惑になっちゃうかも…。
気持ちが先走ってしまった。
だって、早く来たかったんだもん。
私は深呼吸してからポアロのドアに手をかけた。