第15章 誕生日当日の出来事
個室のふすまが、サッと開いた。
望結「ごめ〜ん、遅くなったー!」
入って来たのは望結だった。
あれ?望結も呼ばれてたんだ。
太智君「姉ちゃん!」
望結「太智、お誕生日おめでとう!」
太智君「ありがとう」
望結は太智君の正面に座りプレゼントを渡す。
望結「はい、これ」
太智君「お、プレゼント?」
望結「うん」
太智君「何やろ?」
望結「後で開けて?」
太智君「後でって気になるやん(笑)」
みんなが笑う。
メンバー達は、もちろん望結を知っている。
勇斗君「望結さん、お久しぶりです!」
望結「久しぶり!」
仁人君「お元気でしたか?」
望結「もう元気よ、元気(笑)」
望結の目が私を見つける。
望結「あ!」
「望結!」
望結「!」
望結が私のところへ来る。
「久しぶり!今日、呼ばれてたんだね」
望結「うん!太智が、1週間前に電話かけて来てね。姉ちゃんも来てや。ちゃんも来るで?って(笑)」
本当に仲良し姉弟だよね?
望結「元気だった?」
「元気だよ」
望結「よかった」
望結が私の顔をじっと見る。
望結「……ん?」
「な、な、に?」
望結「いや……」
ニヤッ。
望結「何か雰囲気変わった?」
「え?」
望結「前より……」
望結が私の耳元に顔を近づける。
望結「太智との距離、近くない?」
「……っ!」
思わず太智君を見る。
「え?」
太智君は何も知らない顔をしている。
「そ、そんなことないよ」
望結「ふーん?」
望結がニヤニヤする。
望結「まあ、いいけど」