第15章 誕生日当日の出来事
〜side〜
仕事が終わって楽屋を掃除した。
私は荷物をまとめながら、時計を見る。
勇斗君との約束の時間。
勇斗君「ちゃん。」
「勇斗君。」
勇斗君「仕事終わった?行こ?」
「どこに?」
勇斗君「ついてきて。」
勇斗君に連れて行かれたのは、建物の屋上だった。
「……ここ?」
勇斗君「うん。」
夜の風が少しだけ冷たい。
街の明かりが遠くまで見える。
「綺麗……。」
勇斗君「でしょ?」
勇斗君は、少し照れたように笑う。
「今日、どうしてここに?」
勇斗君「ちゃんに見せたかった。」
「・・・私に?」
勇斗君「うん。」
勇斗君は少し黙ってから、私を見る。
勇斗君「昨日、一緒に出掛けて楽しかった。」
「……私も。」
勇斗君「今日も、ずっと仕事してるちゃんを見てた。」
「え?」
勇斗君「やっぱり好きだなって思った。。俺・・・ちゃんの事が好きなんだ。」
「……。」
心臓が大きく鳴る。
「勇斗君……。」