第15章 誕生日当日の出来事
今、太智君は、葉月ちゃんのヘアメイクを受けてる。
そう思うだけで胸ガモヤモヤする。
今日、葉月ちゃんは、太智君に気持ち、伝えるって言ってた。
ドキドキ、モヤモヤが増して行く。
隣のメイク室が気になって仕方ない。
〜太智君side〜
葉月「塩崎さん、今日の塩崎さんのヘアメイクを担当します、椎名葉月です。」
今日も葉月ちゃんが俺の担当なんやな。
太智君「あぁ、よろしくね」
葉月「あの〜、塩崎さん?前に言ったこと……覚えてますか?」
太智君「……?」
葉月ちゃんが少し緊張したように笑う。
葉月「今日、ヘアメイクが終わったら……少し時間をもらうって約束しましたよね?」
太智「あ……。」
俺は思い出す。
正直、忘れてた(汗)
誕生日の前に、葉月から言われた言葉。
『誕生日の日、ヘアメイクが終わったら少しだけ時間をください。』
何となく察していた。
太智君「……うん。覚えてる。」
嘘だった。
葉月「ありがとうございます。」
葉月ちゃんは嬉しそうに笑った。
〜side〜
楽屋で私は、仕事の確認をしていたけど隣のさメイク室が気になり落ち着かなかった。
そこへ勇斗君が近づいてきた。
勇斗君「ちゃん。」
「勇斗君。」
勇斗君「今日、仕事終わったら少しだけ時間もらっていい?」
「……え?」
昨日も言っていた。
仕事終わりに少しだけ時間が欲しいって。
「何するの?」
勇斗君「まだ秘密。」
「また秘密なの?(笑)」
勇斗君「うん(笑)」
勇斗君は楽しそうに笑う。
勇斗君「でも、ほんとにちょっとだけだから。」
「……うん。」
勇斗君「約束ね。」
「分かった。」
勇斗君は満足そうに笑った。