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禁断の恋をしてしまいました

第14章 もうすぐ誕生日


〜side〜


「これにしようかな。」


私は手にしたプレゼントを見つめる。


勇斗君「うん。絶対喜ぶよ。」


「本当?」


勇斗君「うん。」


勇斗君が笑う。


「じゃあ、決まり。」


プレゼントを購入して、お店を出る。


「ありがとう、勇斗君。一緒に選んでくれて。」


勇斗君「どういたしまして。」


「一人だったら、絶対もっと迷ってた(笑)」


勇斗君「じゃあ、また迷ったら俺呼んで。」


「ふふっ。うん。」


その時――。


勇斗君が私の手に持っている紙袋を自然に受け取った。


勇斗君「持つよ。」


「えっ、大丈夫だよ。」


勇斗君「いいから。」


「でも……。」


勇斗君「病み上がり。」


「……。」


勇斗君「昨日、約束したでしょ?」


「……そうだった(笑)」


勇斗君「でしょ?」


勇斗君は嬉しそうに笑う。


私は、その横顔を見つめる。


やっぱり――。


優しいな。


一緒にいると、すごく安心する。


「……勇斗君。」


勇斗君「ん?」


「今日は本当にありがとう。」


勇斗君「うん。」


少し間を置いて、勇斗君が私を見る。


勇斗君「俺は……また一緒に出掛けたいけどね。」


「……え?」


勇斗君「今度は太智のプレゼントじゃなくて。」


「……。」


勇斗君「ちゃんのための買い物。」


胸がドクンと鳴った。


「……私の?」


勇斗君「そう。」  


勇斗君は真っ直ぐ私を見る。


勇斗君「俺、ちゃんのこと、もっと知りたいから。」


「……。」


勇斗君「好きなものとか、行きたい場所とか。」


「勇斗君……。」


勇斗君「だから、また誘ってもいい?」


私はすぐに答えられなかった。


でも――。


嫌じゃない。


むしろ、嬉しい。


「……うん。」


小さく頷く。


勇斗君が笑った。


勇斗君「約束ね。」


「うん。」


その笑顔を見ていると、胸がまたドキドキした。
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