第14章 もうすぐ誕生日
……あ。」
『また昨日みたいに具合悪くなっても、絶対に隠さないこと。』
『……約束する。』
その会話を思い出した。
「分かった(笑)お願いします。」
そう返信すると、
【任せて(笑)じゃあ、1時間後くらいに迎えに行くね。】
「……ふふっ。」
思わず笑ってしまう。
太智君の誕生日プレゼントを買いに行くのに――。
今日は勇斗君と二人で出掛けることになった。
一時間後。
玄関のチャイムが鳴る。
「はーい。」
ドアを開けると――。
勇斗君「おはよう、ちゃん。」
「……おはよう、勇斗君。」
そこには、キャップを被った勇斗君が立っていた。
勇斗君「体調、大丈夫?」
「うん。もう大丈夫。ありがとう。」
勇斗君「本当に?」
「本当だよ(笑)」
勇斗君は私の顔をじっと見る。
勇斗君「……よし。」
「何(笑)?」
勇斗君「今日は元気そう。」
そう言って、安心したように笑った。
勇斗君「じゃあ、行こっか。」
「うん。」
勇斗君の車に乗り込む。
助手席に座ると、少し緊張する。
二人きりで出掛けるのって――。
なんだかデートみたい。
「……。」
いやいや。
何考えてるの、私。
今日は太智君の誕生日プレゼントを買いに行くんだから。
勇斗君「ちゃん?」
「えっ?」
勇斗君「どうしたの?さっきから黙ってるけど。」
「あ……何でもない。」
勇斗君「ふ〜ん。」
勇斗君がニヤッと笑う。