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禁断の恋をしてしまいました

第14章 もうすぐ誕生日


〜side〜

私は楽屋で一人、太智君が出る朝の情報番組のテレビを付けてスマホを見つめていた。


もうすぐ、太智君が出演する朝の情報番組が始まる。


「……ちゃんと寝たのかな?」


昨日、あんなに熱があった私を看病してくれたのが、本当に太智君だったのなら……。


寝てないんじゃないのかな?


急に不安になった。


テレビから太智君の声が聞こえた。


太智君『おはようございます。よろしくお願いします。」


司会者「塩崎さん?今日は、朝からちょっとぼーっとしてませんか?」 


太智君「えっ?」


スタジオから笑いが起こる。



「太智君・・・」スマホから顔を上げてテレビを見る。


太智君「すみません(笑)ちょっと寝不足で。」


司会者「昨日も遅くまでお仕事だったんですか?」


太智君「はい。昨日は夜中まで収録があって。」


司会者「大変ですね。ちゃんと休めていますか?」


太智君「大丈夫です。」


やっぱり寝不足なんだ、太智君・・・


太智君に申し訳無さを感じて胸が苦しくなった。


でも、太智君は、続ける。


太智君「俺より……頑張りすぎてる人がいて。』


「……え?」 
 

司会者『誰のことですか?』


と聞いている。 
  

「M!LKのマネージャーです。」


と言って太智君は笑った。


胸がドクンと鳴る。


「……えっ?私?」


すると次の質問。


司会者『最近、疲れた時に癒やされるものは?』


太智君は少し考えてから、


太智君『……笑顔、かな。』


そう答えた。


太智君『好きな人の笑顔を見ると、疲れてても頑張れるじゃないですか。』


「……好きな人……。」


私は小さく呟いた。


そして昨日、廊下で聞いた葉月ちゃんとの会話を思い出す。


――私、塩崎さんのこと好きなんです。

――誕生日に気持ちを伝えるつもりです。


「……そっか。」  


胸が少し苦しくなる。


「太智君にも……好きな人、いるんだ。そりゃ居るよね?当たり前かぁ、」

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