• テキストサイズ

禁断の恋をしてしまいました

第13章 新たなライバル


ちゃんが、苦しそうに眉を寄せたまま、静かに眠っている。


俺は、その顔を見つめた。


きっと今日だって、俺たちのために無理してたんだ。


勇斗君「お前、さっきからずっとちゃんのこと見すぎ」 


太智君「……うるさい。」


勇斗君「心配なんだろ?」


太智君「当たり前だろ。」


勇斗君「俺も心配だよ。」


勇斗もちゃんの顔を見つめる。


勇斗君「でも……俺、ちょっと後悔してる。」


太智君「何を?」


勇斗君「今日、俺が一緒に衣装取りに行っただろ?」


太智君「……ああ。」


勇斗君「もっと早く体調、悪化してるの気付いてやれれば良かった。」


太智君「……俺も。」


しばらく二人とも黙った。


楽屋にはちゃんの小さな寝息だけが聞こえている。


勇斗君「なぁ?太智。」


太智君「ん?」 


勇斗君「お前、ちゃんが泣いてた理由、本当に分からないのか?」 


太智君「・・・分からない。」 
 

勇斗君「今日、何かあったんじゃないか?」


太智君「……俺もそう思ってる。」


勇斗君「誰かに何か言われたとか?」


太智君「分からない。でも……」


俺は、昼間のことを思い出す。


廊下で見たちゃん。


赤くなった目。


俺が声をかけた時、明らかに何かを隠していた。


目が泳いでいて明らかに動揺してた。



そして、あの「泣いてないよ?」という嘘。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp