第13章 新たなライバル
葉月「ありがとうございます。じゃあ、お誕生日当日、お仕事終わったらお時間もらえませんか?」
太智君「仕事終わってからかぁ。・・・その日は、メンバーと ちゃんが誕生日祝いしてくれる事になってるから仕事終わってからは、ちょっと無理かな?」
葉月「 さんも・・・ですか・・・」
太智君「ん?・・・ ちゃんが、どうかした?」
葉月「あ、いえ、何でもないです。じゃあ、私のヘアメイクが済んだら本番までの少しの時間で良いのでお時間下さい」
太智君「・・・分かった」
私は、メイク室の前の廊下で太智君と葉月ちゃんの話を聞いてしまった。
葉月ちゃん、太智君が好きなんだとすぐに分かった。
太智君の誕生日に告白するんだ。
息が、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、苦しい。
楽屋にフラフラしながら帰る。
楽屋のソファに横になる。
「太智君・・・」
太智君の名前を呟いて目を閉じる。
さっきの太智君と葉月ちゃんの会話を思い出して、どうしようもなく胸が苦しくなった。
「ヤキモチかぁ。はぁ〜(ため息)」
太智君が誰かの物になる。
「そんなの絶対に嫌」
思わず呟いたら涙が勝手に次から次へと勝手に流れた。
太智君に彼女が出来たら?
そんなの絶対に・・・無理。
本当に無理。
止めどなく涙が溢れる。
「私、太智君の事、こんなに好きになってたんだ」
誰も居ない楽屋にそっと呟く。
しばらくしてスタッフさんが「準備出来ましたので、まもなく始めます。」と呼びに来てくれた。
私は、涙を拭いて楽屋の水道で顔を洗いスタジオに向かった。