• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第4章 【第三話】檻と家のはじまり



翌朝。

控えめでありながら快活なノックの音に、私は目を覚ました。


窓の外は薄曇りで、冷たい朝の光が石造りの部屋へ差し込んでいる。


「ティファ、おはよう! 起きてる?」

扉の向こうから、リナリーの声が聞こえる。


私は慌てて身支度を整え、扉を開けた。

そこには、既に団服姿へ着替えたリナリーが、明るい笑顔で立っていた。

「おはよう。よく眠れた?」


「おはよう。ええ、ぐっすりね」

本当は、眠りにつくまで少し時間がかかった。アレンのボタンを握ったまま、いつの間にか眠っていた。


「今日は朝食のあと、正式な団服の採寸があるの。それから、落ち着いたら今度、一緒に訓練もしましょう」

「訓練?」

「うん。クロス元帥のもとで、どんな戦い方を学んだのか興味があるの。ティファのイノセンスは、どんなふうに使うの?」

「歌と一緒に、二振りのレイピアを顕現させるの」

「素敵……実際の任務で一緒になる前に、動きだけでも見せてほしいわ」

言いながら、リナリーは自分のブーツのつま先で、床をとんと鳴らした。

/ 368ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp