第9章 ボクと歌姫たちの三重奏
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痙攣するを必死で支える。声が響いていないか心配だったが、なんとか大丈夫そうだ。
今回、ボクの失敗はの『発情』にしばらく気づかなかったことだった。の卓球の腕前は知っていたが、それに見とれてしまったのも要因だった。
しかし、たかがゲームで、なんであんなになるまで我慢してるんだよ・・・。
「大丈夫か??」
ぐったりしたに声をかける。ここはサークルワンのカラオケルームの隙間というか、狭い廊下のようなところだ。ガンガン音楽がかかっているルームが左右にあるので、多少の喘ぎ声などはごまかせたと思うが、さすがに人が来ない保証がないところでの下を脱がすわけにはいかない。今日はスカートですらないので、仕方なく、乳首だけでイカせることを試みたのだ。
ちょっと時間がかかったけど、発情して敏感になっているならできると踏んでのことだ。
声をかけたものの、は一向に反応しない。そんなに良かったのかな?
「なんで、こんなになるまで我慢しちゃったんだよ」
いつものらしくない。いつもなら、もっと自由に動けるうちに人目のつかない所に移動したはずなのに。
「だって・・・」
ほとんど独り言だと思って言っていた言葉に、思いもかけず、が反応する。
「陽太を・・・」
ん?なんて?ボクがなにかしたか?
そこまで言ったところで、がパチっと目を開いた。良かった、やっと、正気になったようだ。
「、歩けるか?」
「え?私・・・あれ?なんで?」
珍しく混乱している。ボクが試合途中で引っ張ってきてしまったので、自分がどこにいるかわからないのかもしれない。
「え?あれ?卓球・・・し・・・試合は?」
試合の心配かよ。・・・えーと・・・どうなったのかな?
ボクが「貧血だから」と言い訳し、の腕を引いて試合から離脱したとき、「じゃあ、棄権ね」とルリが言っていた気がする。
「え・・・っと、棄権・・・扱いかな?」
もしかしたら、は怒るだろうか?そう言えば、は負けず嫌いなところがある。後一点で勝てたのに、なんで連れて出たんだ!と言われるかもしれない。