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【最遊記】千日紅

第9章 十六夜★


チュ…チュ…と啄むようなキスを繰り返し感触を少し楽しんだ後、八戒が舌をねじ込むと華楠からも舌を迎え、二人で絡め合う。

唾液が混ざり合い溢れそうになるのを、零さぬようお互いジュルジュルと飲み込んだ。

カチャと八戒がモノクルを外し机の上に置くその音は、今から始まる甘い睦事への開始音のようだった。

ギュウッと華楠を抱き締めた八戒は首元に顔を埋めて大きく息を吸いその匂いを嗅ぐ。

そして舌先を出しチロチロと首筋を刺激する。
華楠はくすぐったさに身を捩ろうとするが、八戒に肩を抑えられて思うように動けない。

するとくすぐったさの中に快感が混じって来て口から熱っぽい呼吸が漏れた。

その隙に服の裾から手が入り込み直に胸を掴まれる。

「おや、寝る時はノーブラ派ですか」

やわやわと胸を揉みながら八戒は器用に服を脱がせていく

「せっかく綺麗な形なんですから寝る時はナイトブラをつけた方が良いですよ」

部屋着として着ていたTシャツとキャミソールを頭から脱がされ上半身が露わになる。

(…なんで詳しいの…)

なんて思いながら体重をかけられベッドに沈む。いつもの優しい瞳ではなく獲物を狩るような鋭さを持った瞳にゾクッとした。

(八戒もそんな顔…するんだ…)

八戒は首筋、鎖骨、肩、腕、掌、臍と少しずつ下に降りて行きながら啄んでいく。その間、手は触れるか触れないかギリギリのタッチで華楠の肌をなぞりながら

そしてショートパンツと下着を下ろし足から抜いていくと、そのまま踵を持ち上げ足裏に舌を這わした。

「きゃ!っっくすぐったい!」

「我慢して下さい」

足の指一本一本を丁寧に舌を這わせ、時に口に含む。

「んっっ…汚いよ…」

「さっきシャワー浴びたでしょう?ソープの香りがします」

ヂュル…ヂュ…ピチャ…

絶妙な愛撫でくすぐったさが快感へと変わっていく。目を開けて見れば、美形の男が自分の足を持ち上げて舐るさまに少し嗜虐心を煽られた。
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