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【最遊記】千日紅

第8章 Love Trigger★


シャワーを浴び、汚れた衣類やシーツを洗濯し朝食の準備にとりかかる。

昨日は皆に心配をかけてしまった…申し訳ない気持ちで料理をしていると悟空、悟浄、八戒が食堂へとやって来た。

「華楠!無事で良かった!」
元気いっぱいに悟空が駆け寄る。

「ごめんなさい。皆に心配かけて…」

「身体、何ともないか?」

下げた頭に、悟浄がぽんっと手を置く。

「うん、大丈夫!」

彼らに昨夜のことを知られていないと思っている華楠は能天気なもので。

「何ともないなら何よりです」

八戒も深く追求はしなかった。



朝食をテーブルに運び終え、席に着いた時三蔵がのそのそと食堂に入ってくる。

「あ!三蔵!ちょうど朝飯食うとこ!三蔵も食う?」

「ああ。」

「じゃあ俺持ってくる!」

そう言って悟空が三蔵の分をテーブルに運んでいたのだが…華楠の近くを通った時に違和感を覚えた悟空は…くんくんと大袈裟に華楠の周りを嗅ぎ回ってきた。

「えっ、何、悟空?どうしたの?」

「何か華楠、三蔵の匂いがする」

「ぶっ!!!!!」

華楠は飲んでいたスープを吹き出す。

「あ、ああ、三蔵のタバコの匂いがうつっちゃったかな!?」

口を紙ナプキンで拭きながら答えるも

「んーーー…タバコの匂いじゃなくて…なんていうか…三蔵の匂いが華楠の内側からするっていうか…」

うーんと考えながら悟空は再度スンスン鼻を寄せ、華楠は真っ赤になりながら縮こまっている。

「悟空、三蔵の分運び終わったんですか?」

見かねた八戒が促すと

「あ!まだ途中!」と言って悟空は朝食を取りに行った。

「ったく…野生動物か…」

三蔵が悟空の方を見ながらフーと息を吐く

「何〜?三蔵サマ、華楠にマーキングでもしちゃったワケ?」

ニヤニヤしながら悟浄が挑発する。

「っっ!!知って…/////」

悟浄のその言葉で察した華楠は八戒の方をチラリと見る

「あー…ほら?悟浄、隣の部屋でしたし?」
困ったような顔をして笑う八戒を見て華楠は全てを悟った。

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