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【最遊記】千日紅

第8章 Love Trigger★


「そっち見つかったか!?」

「こっちダメ!」

「一旦宿に戻りましょうか」

事情を知ってそうな輩を締め上げて、詳しい話は聞いたが華楠を連れて行った奴の居場所までは分からなかった。

もしかしたら、難を逃れて帰ってきているかもしれないと一縷の望みに賭けて三人は宿へと戻ることにした。

ガランガランと宿の扉を開けると、宿のオバチャンが気付き駆け寄ってくる。

「あっ、アンタたち!さっき連れのお坊さんがあの娘連れて戻ってきたよ!」

「ホントか!オバチャン!」

戻ってきた、という報告を受けて三人はほっと胸を撫で下ろす。


「疲れてるから早めに休ませるって、あんたたち戻ってきたら伝えといてくれだってさ!」

「あ、あとあのお坊さん頬に傷負ってたからコレ持って行ってやんな。あんな綺麗な顔に傷でも残ったら可哀想だよ」

そう言って傷薬を差し出す。

「分かりました、ありがとうございます」

「見つかって良かったなー」

「んでも三蔵、宿で待ってるって言ったのに結局探しに行ったんだな!」

そう言いながら三人は自室へと向かう。

本来なら華楠の顔が見たいところだが、伝言を聞いた手前今日はゆっくり休んで貰おうと思ったのだった


しかし八戒はひとつ懸念があった。

(締め上げた男たちが言っていた、発情薬。もしそれを彼女が飲んでいたとしたら…)

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