第8章 Love Trigger★
「薬を飲んで目覚めた時、初めて見た異性に発情するんだってよ。
で、効果は一晩。その間に快楽に溺れさせて愛玩人形として売っちまうって算段よ」
「しかもコイツ、紅髪ってことは妊娠しねえんだろ?異国の踊りも踊れるし、高く売れるぜ」
「で、どっちがヤる?」
うっすら聞こえてくる会話に身を固くする。
こいつらが言う【薬】は既に飲まされている可能性が高い。
ここに居るのは最初私に声をかけてきたあの二人組。気配からして他には居ない。
だが部屋の形状、相手の武器の有無などは分からない…
そして…絶対に目を開けてはいけない。
「おーいオネエちゃーん、そろそろ起きましょー?」
男の手が頬をなぞり、吐息が近くなってきたと思えば唇を舐められた。
(きもちわるい)
ペッ!と近くにあるであろう男の顔に向けて唾を吐きかける
「!!!こいつ!!!
おい、抑えてろ!」
もう一人の男に両手を上で抑え止められ、叫び防止に口内にタオルを詰め込まれる
(コイツら…手馴れてる…いつもこういうことしてんだ…)
男の手が身体を這っていく
(やだやだやだ)
いくら強くなったって男女の力の差には敵わない。
情けない。
自分の身すら守れない。
「足手まといはいらねぇが」
最初に三蔵に言われた言葉を思い出す。
(助けて 誰か)
「 」
ガウン ガウンッ!!
『なんだ!?』
ギィ…と開かれる扉の音
「なにしてんだ馬鹿女」
この銃声と声は