第8章 Love Trigger★
コンコン
八戒は華楠の部屋をノックするが返事がない。別れてからかれこれ2時間は経っていた。
「あ、八戒〜!今日の夕飯何だ!?華楠と一緒に作ってたんだろ?」
通りがかった悟空が声をかけてきた
「いえ…それが、まだ帰ってきてないみたいで」
「え!?もう18時だぜ!」
「なに〜どったの?」
「華楠、戻ってきてないんだって!」
「なんだ騒がしい…」
「三蔵…実は………………」
「もしかしてアンタたちの連れの子、帰ってきてないのかい?」
宿のオバサンが心配そうに駆け寄って来た
「実は最近ね、街の外から来た人…
特に女性が行方不明になる事件が続いててね。街の人間じゃないから足が付きにくいって思ってるのか…だからアンタたちの連れの子にも夜は注意するように言おうと思ってたんだけど…遅かったみたいで…悪いね…」
おばさんは心配そうにしながら窓に目をやる。外はだいぶ日も落ちて来ている。
「オバチャンは悪くねーよ!教えてくれてありがとな!」
「ちょっと僕たち探してきますね」
「三蔵はどーする?」
「俺はここに残る」
そう言い残して三蔵以外の三人は外へと出ていった。
(チッ…どこほっつき歩いてんだ。
早く帰ってこい)
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「今日の獲物、上玉だよなァ」
「ほんとアイツら良いの捕まえたと思うぜ」
大通りから一本奥に入った道は、薄汚く煌びやかなネオンが所々光っている。
そんな道の一角でヤンチャそうな男が数人たむろしていた。
「昼間広場で踊ってた女だろ?」
「俺も狙ってたんだけど先越されたわ〜」
「今回の手柄はアイツらかよー」
「味見したかったよな!」
ギャハハハハハと下卑た笑いをする男たちに、ぬっと黒い影が被さった。
「その話、詳しく教えてくんない?」
「なんだてめえ!」
男が拳を振り上げて威嚇するも、悟浄は簡単に締めあげてしまう。
「八戒!悟空!こっちだ!」
悟浄が叫び、応戦にきた二人の手によって残りの仲間もあっという間にボコボコにしてしまうのだった。