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【最遊記】千日紅

第7章 RIVER


「僕、悟空、悟浄、なっちゃん、三蔵の並びで行きましょう。
僕が足元のチェック、悟空がロープのチェック、悟浄はなっちゃんの誘導、最後尾の三蔵はもしもの時のなっちゃんの引っ張り役です。」


「では行きますよ」

吊橋に足を踏み入れると、ギィ…と軋む音がする。


「ゆっくり…ゆっくりね…」

吊橋を過度に揺らさぬよう静かに足を進めていく。時折パラッと足元の木板の破片が落ちるが先頭の八戒が耐えれそうな足場を見定めてくれるので皆安心して吊橋を進んで行った。





「ふぅ……」

「よし!」

「っしゃあ」

とんっと八戒、悟空、悟浄が吊橋を渡りきる


華楠もあと少し、という所で足元が抜けた

八戒が大丈夫と判断した足元だったが、男3人が渡ったことで限界が来たのだった

「きゃっ……」

吊橋のロープをかろうじて掴みながら
「悟浄が落ちなくて何で私が落ちるの!?私の方が重いの!?」
と騒いでいる


後ろの三蔵が、引っ張りあげようと華楠の手を掴むが2人分の体重が1箇所にかかり三蔵の足元の木も抜け落ちた


「チッ……」


「なァにやってんの」

悟浄が手を伸ばすが、その時片手に持った吸いかけのタバコの火がロープに引火し、みるみる火が回っていく


「うわっち」

悟浄は手を引っ込めるがすでに火はどんどん吊橋を走っていく


「ドクソ河童あとでコロス」

2人が持つロープまで火が周りそうなところで三蔵は手を離す

「落ちるぞ!」

「悟浄ォ河童ならアンタが落ちなさいよ!!でそのまま川に帰れぇえええぇぇ!!!!」


落ちていく華楠の声が遠くなる




バッシャーーーーーーーン




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