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【最遊記】千日紅

第5章 台風一過


(もおおおお!!!何なの!同情なんてするんじゃなかった!あの悪たれ坊主!
朝勃ちくらい生理現象だって知ってるもん!!)


華楠は育った寺院で他の弟子の話や隠されていたエロ本を盗み見したりしていたため偏りはあるがそれなりの知識はあった。


ぷりぷりしながら食堂へ向かうと八戒が本を読みながらコーヒーを飲んでいる


「八戒おはよ。今朝はごめんね、朝食準備できなくて」

「なっちゃんおはようございます。いえ、それは良いんですけど…お寝坊さんとは珍しいですね」

「そうなの。三蔵が離してくれなくて」

その言葉に八戒はガチャンとコーヒーカップを落とす。割れはしなかったものの、コーヒーがこぼれて机の上に広がった

「わっ、八戒!大丈夫?」

すぐ布巾を持ってきた華楠が机の上を拭く



「三蔵が、ですか?」

「あのね、夜中に三蔵が寝ぼけて腕引っ張ってきて。で、朝まで抱き枕状態。迷惑極まりないないよもーー」

拭きながら、はしょって答える。


「三蔵って寝相悪いんだねー」

机のふちからポタポタとこぼれたコーヒーが八戒の太ももあたりを濡らしていた

「八戒!足!熱くない!?」

「あ、ええ……」

シミになっちゃうから、と新しく濡らした布巾を持ってきた華楠はコーヒーのついた太ももの内側をトントンと叩いていく

「すみません、ありがとうございます」

「着替えて来た方が良いよ!で、すぐこれ洗っちゃお」

顔を上げると八戒の股間が目の前にあってドキッとする。今朝の三蔵の膨らみを思い出し(八戒も朝勃ちするんだろうか)という考えが頭をよぎった


(いやいやいやいや何考えてんの!!!
発情期ですかコノヤロー!って、ダメぇ!)


「うん、オッケー!」

そう言うと、そそくさと八戒の傍を離れ、布巾を洗いに行く。

(いけないいけない。頭の中ピンクすぎるでしょ)

「ありがとうございます、では着替えてきます」

そう言って八戒も食堂を出て行った
(あの三蔵が、女性を抱き締めて寝たと…
三蔵ならと安心してましたがまさか。)

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