第5章 台風一過
「………………………おい」
これには流石に三蔵も起きたようで
「あ、三蔵やっと起きた!」
「……なんだこれは」
「それは後で説明するから…とりあえず解放してくれない?」
「お腹……当たってて……」
真っ赤になりながらそう言う華楠を、三蔵は腕をゆるめ足の絡まりもほどいた。
起き上がった華楠は、服を着ているものの三蔵の立派にそそり立つ下半身を見て、更に顔を赤らめベッドから降り洗面所へと向かって行った。
「なんだってんだ…」
三蔵も上半身を起こす
ふと視線を下にやるとはち切れんばかりに下半身が盛り上がっていた。
「これか……」
赤らんだ顔の理由を知るが、同時に不思議でもあった。
昨夜は酷い雨で、俺は毎度の如くあの時の夢を見てうなされていたハズだった。
普段なら、あの夢を見た日の目覚めは最悪で身体もダルく寝た気がしないのが常であった。
なのに何故だ?
頭はスッキリ冴えていて、身体のダルさもなく、あまつさえ朝勃ちまでしてやがる。
身体にエネルギーが満ち溢れているような、そんな感覚
「おい」
三蔵は、バシャバシャと顔を洗う華楠に声をかける
「寝ている間、俺に何かしたか」
顔を拭きながら華楠がひょこっと顔を出すと
「ねーーそれ、普通女の子が言うやつだよ…」と笑って言った
「えーと、まず夜中、三蔵がうなされていました。その声が気になって、私は起きてしまいました。
このままじゃ寝れないなぁと思ったので、私の気を入れたお水を口移しで飲ませてあげました。」
「で、なぜオマエが俺のベッドにいた」
「それはさぁ、あなたが私の手を引っ張って招き入れたんじゃない」
「出ようとしても、抱きつかれて身動き取れなかったんだからね」
「……なるほどな。理解した」
「え!それだけ!!?他に言うことないの!ありがとうとかごめんとか」
「…………朝勃ち見たくらいで興奮してんじゃねえよ」
「///////っっ!!してない!!!」
バタン!とドアを閉めて華楠は部屋を出て行った