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【最遊記】千日紅

第4章 Azalea


三蔵side





またこの夢か



雨の夜は苦手だ


嫌でもあの時のことを思い出すから







(なんだ……?)




こくっ……



(冷てェ……)



こくっ……



(そして甘い……)














江流、見て下さい。
ツツジが綺麗に咲いていますよ。

プチンとおもむろにツツジの花を摘んだお師匠は茎側の方を口に付けてチュウっと吸った


「何してるんですか」


蜜を吸ってるんです。
甘くておいしいですよ。
江流も吸いますか?


お師匠はまたプチンと摘むと、俺の口にツツジを当ててきた

チュ…と吸うととろりとした蜜が口内に入ってくる。


「甘いです」


お師匠はふふっと笑い、
ここのツツジは吸えますが、中には毒のあるツツジもあるので基本吸わないことですね
と教えてくれた





あの時吸った……
紅いツツジと同じくらい甘ェ…





ぼんやりと目を開けると紅が視界に広がった


んぅ……


もぞりと動いた紅を良く見ると華楠だった


俺の腕の中で小さな寝息を立てている





どういう状況だ?


驚いたが不思議と安心する


俺は再び目を閉じた


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