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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第45章 誕生日





***


その日の昼休み時間。

1年A組の教室では、ひとつの話題で盛り上がっていた。


「なあなあ、もうすぐユカリ先輩の誕生日だろ?」


切島の一言に、教室のあちこちから声が上がる。


「あー!そうじゃん!」

「プレゼントどうする?」

「何が好きなんだろう?」

「本人に聞けば?」

「それじゃサプライズにならないだろ!」


そんな会話が飛び交う中――

教室の隅では、爆豪が机に頬杖をつき、露骨に機嫌の悪そうな顔をしていた。

嫌な予感しかしない。

そして、その予感は見事に的中した。


「……なあ」
 

​切島がぐるりと振り返り、爆豪を見た。


「爆豪」

「あ?」

「ユカリ先輩って、何が好きなんだ?」

「…………」


爆豪の眉間に皺が寄る。


「知らねぇ」

「嘘つけ!」


​即座に食いついたのは上鳴だ。


「付き合ってんだろ!?絶対知ってんじゃん!」

「そうだよ爆豪!」


芦戸まで乗っかってくる。


「教えてよ!ユカリ先輩が好きなもの!」

「完璧なプレゼントを選びたいと考えておりますの!」


あの八百万まで興味津々でこちらを見ている。

気づけば――


「爆豪!」

「教えて!」

「何好きなの!?」

「甘いもの?アクセサリー?」

「好きなブランドとかある!?」

「休日何してる!?」


爆豪の周囲に、A組の面々がぞろぞろと群がり始めた。


「うるせぇ!!」

「じゃあ一個だけ!」

「答えろよ爆豪!」

「ユカリ先輩、何欲しがってた!?」

「知らねぇっつってんだろうが!!」


バンッと勢いよく机を叩く爆豪。

だが、誰一人として引かない。


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