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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第35章 常夏SPLASH



 

***


その頃、雄英高校の1年A組寮。

自分の部屋のベッドに仰向けになった爆豪は、天井を睨みつけるように寝転がっていた。

だが、その空気は妙に張り詰めている。

原因は、爆豪の手にあるスマートフォンだった。

画面には、朝一番に送ったメッセージが表示されている。

『今日何してんだ』

ぶっきらぼうな、たった一文。

その横には、数時間経った今もなお無情にも――

【既読】

の文字が表示されないままだった。

「……チッ」

舌打ちが部屋に響く。

爆豪はスマホを睨みつけたまま、眉間に深い皺を寄せた。

(……あのバカ)

(何してやがる)

(スマホ見る暇もねぇのかよ)

いつものユカリなら違う。

忙しくても、「ごめんね、今見た!」と必ず返信をくれる。

それが今日は、朝から一度も反応がない。

何かあったのか。

それとも、本当に気づいていないだけなのか。

頭ではそう考えようとする。

だが、胸の奥からじわじわと嫌な想像が湧き上がってくる。


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