第4章 告白をしよう!
やだ……
こんなの、イっちゃう……!
自分の指を届く所までぐっと押し込むと、目の前がチカチカして身体がまるで電気でも流されたみたいにビクンと反った。
「あんっ、んんぅ……っ!」
私は、どうやら自分の指で絶頂してしまったようだ。
「……やだぁ……」
……恥ずかしい……っ……
妄想しながら、なんて……
自分の濡れた指を見ながら、ひたすら罪悪感でいっぱいになってしまった。
仗助くん……
私がこんな事する女だって分かったらどう思うかな?
幻滅する……かも……
「やだ、やだあぁぁっ……!」
布団の上でジタバタ暴れていると、ガチャリと部屋のドアが突然開いた。
「はッ!!」
ゴキブリ体操をしてるみたいな体勢の私を、露伴先生が冷めきった目で見下ろしていた。
「何を馬鹿な事してるんだ、君は」
身体中から、血の気がサッと引いた。
「ろ、露伴先生……っ……」
「そんな動きするんじゃあない」
「いやっ!露伴先生こそ、ノックくらいしてくださいよ!」
「なんだ?僕に見られちゃあいけない事でもしていたのか?」
……してましたごめんなさい……
「してないです、けど……」
嘘を吐きつつ露伴先生を見上げると、なんだろう。
耳が少し、赤かった。
「露伴先生……寒いんですか?」
「なんでそうなるんだ」
「耳、赤いから……」
布団に寝っ転がったままそう言うと、露伴先生の目がくわっと開いたのでヤバいと思うのよりも早く怒号が部屋に響く。
「何を言ってるんだ貴様はッ!なんだ?その目は節穴か?ふざけるんじゃあない、僕の耳が何だって!?」
「ひっ!すみませんんっ!なんでもないです!はい!」
「布団に寝そべって偉そうに謝られても嬉しくないな!何様のつもりだッ!」
「すっ、すみません!」
私は超速で布団の上に正座して深々と頭を下げて謝った。
「ホントもう、申し訳ありません……っ……」
すると、露伴先生の気が済んだのかもう怒号が部屋に響く事はなかった。
「全く……日頃の行いには、気を付ける事だな」
「仰る通りです……」
私がシュンと項垂れると、露伴先生は無言で部屋を出て行ってしまった。
あ、あれ……?
部屋に入って来たって事は、私に用があったんじゃあ……
そんな疑問と体の熱さが尾を引いて、私は寝付けない夜を過ごした。